ソフトバンク斐紹(あやつぐ)捕手(22)が試合中に左膝を負傷し、途中退場した。5回2死一、二塁でクルーズが右翼線二塁打を放った際、一塁から本塁を狙ったロッテ今江をブロックして刺殺。その際、スライディングした今江の足が左膝に入り、靱帯(じんたい)の内側を痛めた。

 斐紹は5回終了後、福岡市内の病院に直行。MRIなど検査を受けた結果、靱帯損傷と診断され、松葉づえ姿でヤフオクドームに戻った。半月板も損傷している可能性があり、30日に再検査を受ける予定。

 この日は2年ぶりのスタメンマスクだった。「3回まで無失点に抑えられたことはよかったが、(負傷後)膝をついたらいつもと感じが違い、力が入らなかった」といい、自ら交代を申し出た。患部の状態については「腫れは少しあるが、押しても痛みはない。緩んでいる感じはある」と話した。