広島黒田博樹投手(40)のヤクルト戦(マツダスタジアム)での8年ぶり日本勝利から一夜明けた30日、同戦の広島地区での瞬間最高視聴率が39・7%だったことが判明した。

 広島黒田のおとこ気登板を広島県民の約4割が見届けた!? 黒田が今季初登板した29日の広島-ヤクルトを広島地区で中継した番組(広島テレビ)の瞬間最高視聴率が、機械式測定機導入後のデーゲームでは史上最高となる39・7%を記録した。

 ビデオリサーチの調査によると、平均視聴率は午後3時までの前半が27・8%、後半34・9%だった。全時間帯の平均視聴率は31・8%、瞬間最高視聴率は午後4時44分などに記録した39・7%。これまでの広島地区のデーゲームでの最高視聴率は09年4月12日の広島-中日(広島ホームテレビ)の30・0%だった。ナイターを含めた最高視聴率は、98年4月21日の広島-巨人(広島ホームテレビ)の40・8%となっている。野球ファンのみならず多くの人が関心を寄せていることが数字に表れた。

【注】データは96年10月に広島地区の視聴率調査が機械式になって以降のもの。