巨人先発のマイルズ・マイコラス投手(26)が「送球に難あり」の弱点を徹底的に突かれた。1回1死、広島菊池の投ゴロを捕球し一塁へ。山なり、かつ高めとなり、ファースト井端が目いっぱい体を伸ばしてアウトとした。着目した相手は降板する5回まで、8回もバントの構えを見せて揺さぶってきた(実施は3回)。3回の投前へのバントも、普通に送球すれば悠々アウトのタイミング。ここでも山なりで、間一髪のタイミングとなった。
5回の決勝点は暴投で献上した。試合後は投球より、送球の質問が集中した。「中途半端な感じで放ってしまった。バントはランナーが出たときに、送るもの。アウトを1ついただけるので、イライラはしない。フィールディングには自信がある。どうぞ、狙ってきて下さい」と話した。
バントを「ランナーが出たときに、送るもの」と定義している。しかし現に4回1死、広島野間は2球目にセーフティーバントを狙った。いやらしい攻めは、天然芝で打球が止まるマツダスタジアムでは有効、かつ守備難の投手へのセオリー的な攻撃だった。日本では、マウンドから本塁まで18・44メートルの攻防が日常として存在し、勝敗の分岐点になる。速やかに対策を立てなければ、これでもかとウイークポイントを狙われる。
斎藤投手コーチが「あれではファーストがケガをしてしまう」と話すとおり、仲間へ悪影響を及ぼす恐れもある。もう1人の外国人ポレダは謙虚にクイックモーションを改善中。実績で上回るマイコラスも追随し、野球を受け入れることができるか。【宮下敬至】



