日本ハムのドラフト1位ルーキー有原航平投手(22)が、14日の西武戦(札幌ドーム)でプロデビューを果たす可能性が高いことが4月30日、分かった。

 ダルビッシュや斎藤、大谷ら過去の注目新人と同様に、ファンへの初披露は本拠地・札幌ドームのマウンドが用意される。昨年のドラフトで最多4球団が競合した大型新人が、いよいよ1軍のマウンドに立つプランが固まった。

 早大時代に抱えていた右肘痛の不安を除くことを念頭に、スローペース調整を続けてきた。だが、機は熟した。4月29日のイースタン・リーグ楽天戦(利府)で6回1失点。同21日の巨人戦(鎌ケ谷)から2戦連続、登板間隔は中7日で6回を投げ切った。フューチャーズ戦を含め2軍で計5試合、21回を5失点。すでに最速149キロをマークするなど、パフォーマンス面でも本来に近いという判断材料もあった。