日本ハム陽岱鋼外野手(28)が5日、左手舟状骨剥離骨折のため出場選手登録を抹消された。前日4日楽天戦(札幌ドーム)の6回、一塁にヘッドスライディングした際に負傷。この日、札幌市内の病院で精密検査を受け、骨折が判明した。石黒チーフトレーナーは「2週間、患部を固定して、1カ月半での復帰を目指す」と説明。今後は18日まで自宅のある札幌市内で静養する見通し。26日から3週間の日程で始まる交流戦の出場も厳しくなった。

 陽は病院での検査後に札幌ドームを訪れ、患部のケアなどを行った。「ちょっと時間は、かかります。今は、しっかり治すことに集中したいなと思う」と、試合中に球場を後にした。

 今季は相次いでアクシデントに見舞われている。2月の春季キャンプ中は両脚ふくらはぎの張りや胃腸炎を発症。開幕後は4月2日ロッテ戦の走塁中に右太もも裏を痛め、同12日に登録抹消。同28日ソフトバンク戦(札幌ドーム)で戦列復帰したばかりだった。16試合出場で打率1割6分7厘も、前カードのロッテ3連戦では14打数5安打。復調気配だっただけに、悔しすぎる今季2度目の離脱となった。