右肩筋疲労で離脱していたソフトバンク松坂大輔投手(34)が20日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(高知市営)で実戦復帰した。3月17日のオープン戦ロッテ戦以来、64日ぶりの登板。0-0で迎えた6回、先発東浜に続いて2番手でマウンドに上がり、2イニングを投げた。日本球界復帰後、公式戦登板は初。32球を投げ、打者8人を相手に2回2安打1失点、最速142キロ、2奪三振だった。

 6回は先頭堤に中越え三塁打を浴びると、続く岩崎に左翼への犠飛を許し、5球で失点。その後は坂口を見逃し三振。川端を遊ゴロに仕留めた。7回には2死から若月に左前打を浴びたが、続く小田を中飛に抑えた。

 「(復帰まで)長かったですね。とりあえず普通に投げられたことはひと安心。全体的にボールが高かったので、ゲームで投げて修正していきたい」

 前日930人だった入場者数は1786人とほぼ倍増。開門の午後5時には約250人が列をつくり、松坂がベンチからブルペンに移動すると、三塁側スタンドのフェンス際にファンが殺到するなど、地元高知の野球ファンの注目度も高かった。