プロ初登板初勝利を飾った日本ハムのドラフト1位有原航平投手(22)が、大乱調でプロ初黒星を喫した。

 5回を98球、2本塁打を含む9安打、6失点で降板した。「こういうゲームをしてしまったので次に生かしたい」と、再スタートへ気持ちを新たにする内容だった。

 1回に2死から四球と単打で一、二塁のピンチを招き、松田にバックスクリーン右へ飛び込む先制3ランを献上した。リズムを崩すと2回も2死から川島、柳田に連続適時打を浴びて、2回までに大量5失点した。「甘い球を長打にされてしまったことが反省点です。前回の登板よりもしっかり準備ができて、調子自体も悪くなかったんですけれど、立ち上がりから点を取られリズムを悪くしてしまいました」。4回にも内川にソロを献上と、プロの洗礼を浴びた。

 チームは4連勝中で、勝てば今季最多貯金10となる一戦。「チームに迷惑を掛けてしまい申し訳ない気持ちです。実力不足です」と、反省しきりだった。