広島は投手陣の大量失点が響き連敗を喫した。

 先発野村祐輔投手(25)は同点の6回にクルーズに勝ち越しソロを浴び、なおも2死二塁。8番田村を迎えたところでベンチは田村を歩かせ、9番唐川との勝負を指示するも、ロッテの代打策で出場した福浦に適時打を浴びた。さらに4者連続適時打で、この回7失点。緒方孝市監督(46)は「あそこ(6回)でクルーズに勝ち越し本塁打を浴びて、1点で止められていればよかったんだけど…。そのあとは向こうのベンチとの駆け引きもあったと思う」と振り返った。

 それでも9点差から2点差に詰め寄った打線を評価。「絶対諦めないという集中力が表れていた。序盤投手陣に助けられた分、投手が疲れたときに野手陣が頑張る。1点でも多く取って勝てる試合を作っていきたい」。5カード連続負け越しも、最近5試合で37得点の攻撃陣の奮起に期待した。