DeNA中畑清監督(61)が反撃への一手を打った。先発ローテの一角を担ってきたギジェルモ・モスコーソ投手(31)をリリーフへ配置転換。19日のリーグ戦再開から3連戦→2連戦が3週続き、先発を5人で回せることから、中継ぎ強化を決断した。助っ人右腕が登板予定だった24日巨人戦には、14日日本ハム戦で好投した育成出身の19歳左腕、砂田を起用する見込み。「あれだけの投球をしてくれれば頭からいきますよ。年齢関係なく、いい投手を使っていくのは当然」と、期待を込めた。

 3勝に終わった交流戦は14敗中7度が逆転負け。メジャー時代に中継ぎ経験のあるモスコーソは「自分のパワーピッチでチームを助けられるのなら、どんな役割でもやる。喜んでやりたい」とフォア・ザ・チームを誓った。10連敗中の長いトンネルも、中畑監督は「オープン戦はやっと終わったから」とキヨシ節で割り切った。打てる手は打ち、反攻への契機をつかむ。