広島黒田博樹投手(40)が1点リードの9回に打たれ、サヨナラ負けを喫した。

 先頭の長野に安打を許した。代走鈴木尚に執拗(しつよう)にけん制球を送るなど工夫を凝らしたが、1死から坂本に中前打を許し一、三塁。4番阿部に右前に同点適時打を浴びると、最後は亀井に左翼へサヨナラ犠飛を許した。

 序盤中盤は圧倒的な投球を見せていたが、8回2/3を投げ6安打2失点の完投負けで、3敗目を喫した。試合後は報道陣の問いかけにも無言だった。