中日が、独立リーグ四国IL・香川のドリュー・ネイラー投手(29)の獲得を検討していることが7日、分かった。オーストラリア出身のネイラーは193センチの長身から投げ下ろす150キロ超の直球が武器の右腕。多彩な変化球とテンポの速い投球も特長だ。今季は11試合に登板し、4勝1敗2セーブ、防御率1・37の成績を残している。慢性的な先発の駒不足解消へ。独立リーガーに白羽の矢を立てた。

 現在、固定されている先発は、リーグトップの8勝を挙げている大野と、3勝の山井だけ。若松、小熊ら若手の成長株はいるが、吉見、バルデスは2軍調整中と台所は火の車状態だ。ネイラーは今日8日の香川と中日2軍との練習試合(ナゴヤ)に登板予定。落合博満GM(61)も直接視察し、実力を見極める。ゴーサインが出れば、週末にも正式に獲得が発表される見込みだ。

 ◆ドリュー・ネイラー 1986年5月31日、オーストラリア出身。06年フィリーズと契約し、ルーキーリーグなどでプレー。メジャー経験はなし。09年WBCのオーストラリア代表。昨年は母国の国内リーグに所属した。球種はスライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ。193センチ、107キロ。右投げ右打ち。