日本ハム大谷翔平投手(21)が、明日17日から始まる「マツダオールスターゲーム2015」の第1戦(東京ドーム)で先発することが15日、決定的になった。この日のソフトバンク戦は9回に代打で空振り三振。投手での出番はなかった。前半戦最後の登板となった10日西武戦(札幌ドーム)から中6日と間隔も十分で、第1戦での登板に支障はなく、2イニングをメドに夢舞台に先発することになりそうだ。

 球宴前の最後の試合は“二刀流待機”で出番を待った。試合序盤は投手として中継ぎ待機。3回から4回の間にブルペンで約20球を投げ、肩を温めていたという。7回にソフトバンクに勝ち越されると、野手として代打起用を待った。試合後、栗山監督は「ビハインド(の展開)になったらバッターで行くと決めていた」と明かした。

 試合後は球宴へ向けて帯広空港から空路で東京入りした。4時間47分の長時間試合の影響もあり「(取材対応は)ムリっす、ムリっす。今日はムリっす」と、急ぎ足で球場を後にした。18日の第2戦(マツダ)は広島・広陵出身の吉川が先発の見込み。前半戦ラストの不完全燃焼を球宴第1戦へぶつけ、日本ハム先発陣による先発リレーに弾みを付ける。