日本ハムの先発、中村勝投手(23)が6回5安打2失点の好投も3敗目を喫した。

 初回に1点を失ったが、立ち上がりから真っすぐが走っていた。最速141キロながらキレのある直球と90キロ台のスローカーブなどを織り交ぜて粘りの投球。同点の5回に2死一、二塁とピンチを背負い、清田に中前へポトリと落ちる不運な適時打で勝ち越されたが、試合はつくった。

 5月6日楽天戦以来、約3カ月ぶりの1軍マウンドを振り返り「少し初回は力んでしまった」と反省も、2回以降の内容には納得。

 「2回から、だいぶ体全体で投げられたことで抑えられたと思う。(決勝点を与えた5回のような)もったいない点を与えないようにしたい」と、今後の登板へ向けて課題を挙げていた。