ソフトバンク工藤公康監督(52)は2位日本ハムとの直接対決を控えても「普段着」を貫いた。27日は朝一番に西戸崎合宿所に足を運び、ドラフト1位の高卒ルーキー松本ら若手やリハビリ組に声をかけた。さらに3軍戦が組まれた雁の巣球場も訪問。ファームのコーチ陣との連携を密に取った。「実際に見て、言葉をかわすだけでも違う」。その後は指名練習中のヤフオクドームに向かった。

 この日は主力選手に休養を与え、出場機会の少ない選手を集めた。「チームの状態にかかわらず、野手は休みが必要だ。(日本ハム戦も)勝ち越しを目標にやるだけ。それ以上のものは求めない。選手は十分に頑張ってきた。39もの貯金は作れないよ。『さあ、ここからだ』とは言えない」。マジックを一気に減らすチャンスではあるが、過度のプレッシャーをかける考えはなかった。