阪神マット・マートン外野手(33)が日本プロ野球で通算1000安打を達成した。
1回1死三塁、広島福井から中前へ適時打を放ったマートンは、一塁ベース上で花束を受け取ると左手を挙げてファンの祝福に応えた。
「1000本のヒットを打てるだけ、長期にわたってタイガースのユニホームを着られたことが大きいです。また、それだけのヒットを打つことができたのは、周りの方々の助けがあったからこそだと思っています。自分を使い続けてくれた和田監督、チームメート、ファンのみなさん、家族、神様のおかげです」
10年の入団から6年目での1000安打は、日本人選手も含めプロ野球最速年数。所要試合数は809試合で、松井稼頭央の818試合を超え歴代5位となった。なお1位はイチローの757試合。
<マートンの年間安打数>
10年 214安打(NPB最多安打)
11年 180安打(最多安打)
12年 118安打
13年 178安打(リーグ最多安打)
14年 180安打
15年 129安打(9月2日まで)
◆マット・マートン 1981年10月3日、米フロリダ州生まれ。ジョージア工科大から03年ドラフト1巡目でレッドソックス入団。カブス-アスレチックス-ロッキーズを経て、10年からから阪神。メジャー通算346試合、打率2割8分6厘、29本塁打、112打点。日本では来日1年目の10年に214安打を記録し、年間最多安打を塗り替えるなど活躍。185センチ、99キロ。右投げ右打ち。