ソフトバンク柳田悠岐外野手(26)が延長12回に29号決勝ソロを放った。

 両チーム決め手を欠き、延長12回に突入した直後だった。先頭で打席に立ち、西武7番手田中の148キロ外角直球をフルスイングすると、打球は左中間スタンドへ吸い込まれた。

 田中がガックリとマウンドでしゃがみ込むなか、ベースを1周。バンザイ姿の内川や工藤監督に出迎えられた。

 「いい感触だったので入ると思いました。甘い球をしっかり振ろうとしていたので、それがいい結果につながった。こんなに遅くまで応援してくださってありがたいですし明日も頑張ります」。ヒーローインタビューでは午後11時を過ぎても残ってくれた鷹党に手を振って応えた。

 これで目標のトリプルスリーの30発に王手をかけた。