ソフトバンクがビッグイニングを3回決めて、日本ハムを圧倒した。

 左腕吉川光夫投手(27)に対しあえて1番に左打ちの中村晃外野手(25)を起用。思惑がはまり、2回に中村晃の適時打などで5点を先制。4回にも4点を追加して吉川をKOすると、6回には無死満塁から李大浩内野手(33)が29号満塁本塁打。今季最多の13得点をマークして4連勝。マジックを8に減らした。

 ソフトバンクはこれで、今季80勝目。121試合目で80勝到達は03年阪神(121試合)以来となり、パ・リーグでは65年南海114試合、55年南海117試合、50年毎日118試合、59年南海120試合に次いで5位のスピードだ。新人監督で80勝以上は02年伊原監督(西武)と原監督(巨人)以来6人目で、新人監督の最多勝利は02年伊原監督の90勝。工藤監督は残り22試合であと何勝できるか。