日本ハムは2日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷の施設内で鵜久森淳志外野手(28)前ヤクルトの増渕竜義(27)ら4選手に、来季の戦力構想から外れたことを通告した。

 鵜久森は04年ドラフト8巡目で、レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)と同じ高卒で同期入団。済美(愛媛)時代の3年にセンバツ優勝、夏は準優勝と甲子園で活躍。右のスラッガーとして期待されて入団した。昨季まで1軍で通算143試合出場も、11年目の今季は3試合にとどまっていた。

 増渕は06年高校生ドラフト1巡目でヤクルトへ入団し、変則の快速右腕として期待された。先発、中継ぎで通算157試合に登板し15勝26敗。日本ハムには昨季開幕直後に交換トレードで移籍したが、1軍での登板機会はなかった。ほか斉藤勝(27)河野秀数(27)の2投手も同様に通告された。

 鵜久森と河野が現役続行を希望。増渕は未定で、斉藤は引退を示唆した。

 以下が、各選手のコメント。

 鵜久森「1軍で仕事ができなかったのが一番の原因。逆に11年間、諦めずにプレーさせてもらった球団に感謝しています」

 増渕「まだ気持ちの整理ができていない。チームの力になれなかったのが悔しい」

 斉藤「限界というんですかね。5年間、やってきましたけれど、昨日(1日)まで1年目の課題が消えなかった。現時点では(現役続行は)ないです」

 河野「トライアウトを受けて、できるなら続けていきたい」