東日本国際大が日大工学部を退けた。東日本国際大と石巻専修大が7勝3敗で並び、優勝の行方は、11年秋以来8季ぶりのプレーオフに持ち越された。プレーオフは11日、日大工学部野球場(福島)で午後0時30分から行われる。

 東日本国際大の1年生エース船迫大雅(聖光学院)が6安打7奪三振完封で、リーグ首位タイの4勝目を挙げた。5勝を挙げた今春に続く、2季連続の最多勝を確定。防御率は0・34の単独首位で今秋リーグを終えた。6回まで得点圏に3度走者を背負ったが「スイッチを切り替えた」と要所を締めた。

 最速141キロと春から3キロアップ。だが今秋は逆に「力みも出た」と反省する。聖光学院の恩師・斎藤智也監督(52)からは「試合の8割は投手が決める」と教え込まれた。まずは2位以内で神宮大会代表決定戦出場を決めた船迫は「(決定戦は)プロ注目選手もいるので全国と同じ。4年生を負けさせられない」とエースの自覚を見せた。