今日22日に行われるドラフト会議でロッテの1位指名は、県岐阜商・高橋純平投手(3年)が有力となった。山室球団社長は21日、最終決定はまだとしながらも「抽選は避けられないでしょう」と、人気選手を示唆。球団内には高橋を推す声が多く、競合覚悟で指名に踏み切る構えだ。伊東監督は即戦力を希望しているが、高橋なら早い段階で1軍で活躍する可能性を持っている。

 一方で、高校生を指名しない場合について、松本編成統括は「即戦力で隠し玉的な投手が意中にいる」と話した。名前は伏せたが「すぐに勝てそう。石川のイメージ。隠し玉と言ったら失礼かな。競合かも知れない。でも、高校時代は知られていなかった」と、2年前の1位右腕に重ね合わせた。パナソニック・近藤大亮投手(24=大商大)とみられる。甲子園出場はなく、大学、社会人で進化した点が石川と共通する。競合を避け、151キロ右腕を一本釣りする選択肢も残されている。