DeNAからドラフト2位指名を受けた仙台大(仙台6大学2位)の152キロ右腕、熊原健人(4年=柴田)が3安打の完封勝利を飾った。

 「球の切れ、コントロールが上がってきたのが分かった」と、初回を3者凡退に仕留めてリズムをつかんだ。最速は146キロをマークして11奪三振。三塁を踏ませず、チームを準決勝に導いた。

 指名打者制を適用しない明治神宮大会にならい、今大会は投手が打席に立つ。昨秋の東北地区代表決定戦以来、約1年ぶりに左打席に入った熊原は3打数無安打。大学初安打もお預けとなり「打てないものですね」と笑った。