連覇を目指すソフトバンクがシーズン同様の強さを見せ、投打に渡りヤクルトを圧倒し先勝した。

 試合後のお立ち台に立った工藤公康監督(52)の勝利監督インタビューは次のとおり。

-まずは先勝。現在の心境は

 工藤監督 まずはホッとした。それと同時に気を引き締めなきゃいけないと感じている。

-選手としては何度も戦った日本シリーズ。監督としては初采配

 工藤監督 1回から手に汗が出っぱなしで、緊張して… 宙に舞ってるというか、すごく心地よかったんですが、緊張感がありました。

-最後は2点取られたが、点差以上に一方的なゲーム内容

 工藤監督 (先発の)武田君がクライマックスとは違って本当に丁寧なピッチングをしてくれたことが何より大きいと思いますし、選手たちがつなぐ気持ちを持って打って点を取ってくれたことは、武田君にとっても大きな勇気になったと思う。チームがひとつになった勝利だと思う。

-好投の先発武田は8回を終えて99球。サファテへのスイッチもあるかと思ったが継投は?

 工藤監督 考えました。考えたんですけど武田君がどうしても「行きたい」ということで続投させました。

-完封していれば球団では工藤監督が選手時代の99年に完封して以来だった

 工藤監督 そうでしたか。本人が投げたいと言ったので「絶対に点を取られるなよ」と言ったんですが、それがプレッシャーになったのかも知れません。すみません。 

-打線は4回、松田の一発から6連打

 工藤監督 松田君が(選手たちの)緊張を一振りで楽にしてくれたというところが6連打につながった。

-監督は第1戦、休みを挟んだ第3戦の重要視していたが

 工藤監督 多くのファンがいるこのヤフオクドームで勝つということは気持ちがいいし、他の球場で勝った時よりも何倍もうれしいので、明日もぜひ勝てるように頑張りたい。

-明日も勝って連勝なら優勝の確率は77パーセントを超える

 工藤監督 私たちはひとつひとつ確実に勝てるように、選手がグラウンドで100パーセントの力を発揮できるように努めたい