阪神野手陣が25日、甲子園で行われた秋季練習で金本新監督から「右打ちの意識改革」を受けた。

 前日24日に続き視察2日目となった指揮官の指示で、上本博紀内野手(29)大和外野手(27)がフリー打撃で右打ちを徹底。それも緩いゴロを狙うものではなく、振り切る形で行われた。金本監督は進塁打が必要な場面で、緩いゴロを放ちアウトを1つ与えている現状を指摘。まずは安打を狙って振り切ることを、野手陣に落とし込んでいる。

 左打者においても同じ考え方で、今成は「(今季も)ノーサインだったらそういうつもりでしたが、(進塁打のサインが出ると)進塁させることだけを求めてしまっていた。それだったらバントと変わらない。そこまで進塁打にこだわらず、思い切って振っていければ」。前向きに取り組んでいくことを誓った。