ソフトバンクが来季2年目を迎える工藤政権に、今季まで阪神で打撃コーチを務めた関川浩一氏(46)を招へいすることが29日、分かった。1軍コーチとして入閣することが濃厚で、ポストに関しては調整中だ。同氏は情熱的な指導に定評があり、データ分析にも精通している。99年には中日の1番打者として、日本シリーズに出場。ダイエーでエースだった工藤監督と初戦で対決し、4打数無安打に抑えられた因縁がある。

 来季の組閣については、関川氏の加入をのぞけば、2年連続日本一に導いたこともあり、1軍のコーチ陣は全員残留する方向だ。工藤監督の意向で、来季もヘッドコーチは置かない。また史上初のウエスタン4連覇を達成した水上善雄2軍監督(58)の留任も内定している。育成部門である2、3軍のコーチ陣は入れ替えを検討しており、近日中に発表される予定だ。