奈良学園大(近畿学生)が京都学園大(京滋)との延長16回の熱闘を制し、敗者復活2回戦に進んだ。

 今秋から主将を務める鈴木佳佑投手(3年=履正社)が7回から16回までの10イニングを無失点のロングリリーフ。延長15回2死一、三塁の、あわやサヨナラ負けの大ピンチも空振り三振でしのぎ、ベンチで「もう1度気持ちを引き締めて行こう」とナインを鼓舞。延長16回に村上海斗外野手(2年=北照)の三塁打と浅田愁弥内野手(同=早稲田摂陵)の中前打で決勝点をもぎ取った。履正社(大阪)時代は投手5番手だったという鈴木は、今夏は自己最速147キロを出すまでに成長。「高校時代の悔しさがあるから、今の自分があると思います」と力強かった。