巨人の野球賭博問題で、警視庁組織犯罪対策4課が、笠原将生投手(24)、福田聡志投手(32)、松本竜也投手(22)の3選手から任意で事情聴取したことが10日、捜査関係者への取材で分かった。事態の発覚を受け、巨人側が警察に相談していた。3選手は事実関係を認めているという。

 森田法務部長は「警察に相談しているが、それ以上のことはコメントを差し控える」と述べた。組対4課は今後、仲介者の男性らからも事情を聴くなどして事実確認を進め、賭博罪に当たるかどうかや暴力団関係者の関与の有無を調べる方針。「組織犯罪対策」とは、暴力団、外国人犯罪組織、薬物・銃器の密輸・密売グループなどの犯罪組織を取り締まっている部門。