今季で2年契約を終える阪神呉昇桓投手(33)が米大リーグの球団と本格的な交渉に入ることが10日、分かった。複数の韓国メディアが、呉昇桓が今週中に渡米して、複数の球団と交渉を開始すると報じた。すでにメジャー球団から獲得オファーが届いており、米球界入りの可能性を探る。

 かねて、メジャー挑戦を将来的な目標として口にしたこともある。この日の韓国・KBSニュース電子版は「この冬は呉昇桓がメジャーリーグ進出を打診する最後の機会になる可能性が大きい。だから、米国行きの意思は、より強い」と報じている。

 すでに阪神とも交渉を開始している。代理人と話し合いを重ねており、球団首脳は「本人も残りたいという話を聞いている」と明かす。呉昇桓側は渡米後も阪神との残留交渉を継続する方針だという。2年連続セーブ王に輝いた守護神の動向が注目される。