oh、ohとさけんでください! 阪神藤浪晋太郎投手(21)が来季の「打席」登場曲にMr.Childrenの「Tomorrow never knows」をチョイスした。今季は同じミスチルでも「HOWL」を選択。9番打者としてもさらに高みを目指し、あの名曲との共闘を誓った。

 「『oh~oh~』というところをお客さんも一緒にやってもらえたら、うれしいですね」

 学生時代から大のミスチルファン。前日20日の甲子園歴史館トークショーで明かしたプランは本気だった。「ライブに行った時、いいなと思って」。「Tomorrow never knows」といえば、サビの部分でボーカル桜井和寿が「oh oh」と高音を響かせる部分が印象的。この部分を観客席からさけんでもらえたら、今季打率1割4分、6打点、得点圏打率3割5分3厘の打棒がますます火を噴きそうだ。

 「他球団でも坂本さんの登場曲でお客さんがやられていますよね」

 イメージは巨人坂本が登場曲に選んでいるGReeeeNの「キセキ」。サビ部分の歌詞「アリガトウや Ah」の「Ah」を巨人ファンがさけぶ光景にインスピレーションを受けたという。「Tomorrow-」の歌詞なら「果てしない闇の向こうに oh oh」の「oh oh」部分だ。阪神ファンの合唱に乗せて、規格外の21歳が「誰も知ることのない明日」に足を踏み入れる。【佐井陽介】