オリックス駿太外野手(22)が「意識改革」でレギュラー奪取を誓った。プロ5年目の15年は飛躍を期待されながら打率2割3分4厘、2本塁打に終わった。定位置を奪うには至らなかった。「勉強になった1年。課題と思うのがメンタルな部分。次のシーズンに向けて、技術的なことより、そちらをメーンにやっていきたい」と話した。

 福良監督は駿太を「マイナス思考なところがある」と分析する。一流とされる3割打者でも10度の打席で7度は凡退。駿太はその7度の失敗を追いかけてしまうのだという。練習量はチーム屈指。そして身体能力も高い。一皮むければ、大きく成長する可能性があるとみている。その鍵が、精神面にあるのだ。

 駿太はメンタルの鍛錬について続けた。「まず自分と向き合うところから始める。いい時、悪い時があっても、そのまま流されていた。見つめ直すことが大切。まずはレギュラーを取らないと始まらない。何が必要とされているか、考えていきたい」。頭をより深く巡らせるオフとなりそうだ。