プロ野球DeNAドラフト2位の仙台大・熊原健人(22)が28日、出身地の宮城・角田市から「郷土の誉」を贈呈された。

 98年創設の同賞受賞は7年ぶり6人目で、同市初のプロ野球選手として期待される。JAXA宇宙センターがある同市の大友喜助市長(65)は贈呈式で、「素晴らしい球を投げてロケットボールと名付けてPRしてほしい。いずれは国民栄誉賞も受けられる活躍を」と期待した。

 市内「深山神社」は、父孝さんが18代目宮司の実家であり、今年の参拝増は間違いないだろう。「御利益は?」の問いかけに、熊原は「毎年初詣して目標がかなった。いいルーティンというか習慣です」と例年同様、大みそかから元日にかけてお神酒配りなどを手伝う予定だ。

 新年4日に地元を離れ、入寮する8日からの新人合同自主トレに備える。300人規模の後援会も発足した。熊原は「まず1軍にならなければ始まらない。応援してくださる方々の期待に応えたい」と決意を新たにした。【佐々木雄高】