阪神OBの下柳剛氏(47)が1日、沖縄・宜野座キャンプの臨時コーチを務めた。ブルペン投球する投手に積極的に声を掛けたほか、藤浪とはフィールディングに関して意見交換していた。

 なかでも、プロ6年目の榎田大樹投手(29)に技術指導。近年は不振が続いており「1年目の時を知っているので、よくなって欲しい」と親身になっていた。榎田も「僕のクセは前(一塁側)をのぞいて、突っ込んでしまう。球を上から見て投げられるように」と言い聞かせる。始動前に構えたとき、上体が一塁側に傾く悪癖を指摘されたようだ。

 下柳氏は「(臨時コーチとして)初めてのことが多いので。みんないい球を投げているよ」と振り返っていた。