巨人ドラフト1位の桜井俊貴投手(22=立命大)が、メジャー流調整で開幕ローテーション入りを目指す。1日のキャンプ初日からブルペンに入ったが、42球で投球を終えた。阿部が捕手を務めたが「ブルペンに入る前は緊張したけど、投げ始めたら普通に投げられた。球数も予定通りです」と、自分のペースを崩すことはなかった。

 キャンプでは投げ込みをしない予定だ。日本球界の先発投手は100球以上の投げ込む日を作って、調子を上げていくのが主流だが、桜井は違う。「多くても50球程度だと思います。大学時代からこのスタイル。球数じゃなくて、ブルペンに入る回数を多くする」。投球数を制限する、いわばメジャー流で仕上げていく。この日の変化球はカーブの1球のみ。「フォームがしっくり来なかったので。投げるときは直球5球、変化球5球を連続で投げて感覚をつかみます」と自己流で貫く。