ヤクルト川端慎吾内野手(28)が1日、都内の病院でインフルエンザB型と診断された。神宮球場まで来たものの、体調不良を訴え、そのまま病院へ向かった。他の選手に感染させないようマスクをし、ダウンジャケットのフードをすっぽりかぶって「やっちゃいました」と痛恨の表情。重い足取りで帰宅の途についた。

 5日に台湾戦を控えた侍ジャパンのメンバーだった。しかし、辞退は避けられない見通し。真中監督は「残念だけど、しょうがないよね」と気遣った。一方で「開幕3日前とかだったらと思うとゾッとする」と、シーズン開幕には間に合う時期だったことにホッと胸をなでおろした。

 この日は球団の必勝祈願で、選手会長の川端は代表して明治神宮に玉串を奉納する予定だったが、副会長の中村に代わってもらった。1、2軍の全選手、スタッフの写真撮影なども行われたが参加できなかった。侍辞退と合わせて、痛いインフルエンザ感染による離脱。球団の顔として仕事ができなかった分は、シーズンの活躍で取り戻す。