ロッテ高浜卓也内野手(26)が、9年目でプロ1号となるソロ本塁打を放った。

 2-13で迎えた8回2死走者なしで、日本ハム榎下の高めに入った140キロ真っすぐを振り抜いた。右翼スタンド最前列へ放り込む1発となった。

 「自分の中では反応で打ったので、(ホームランという)感触はなかったです。点差がついてもアピールしないといけない立場。最後まで集中力を切らしませんでした」と話した。

 9年目での1発については「ホームランバッターではないと思っているので、そんなに打ちたい、打ちたいというのはありませんでした。でも、今思えば9年。長く感じます。出て良かったですね」と答えた。

 プロ1号と聞いた伊東監督は「打ってなかったんだ!?」と少し驚いていた。「若い人は点差は関係ない。1打席1打席が大事。(スタメンではなく)あとから出ていった人も競争と意識させていた。どういう試合でも、内容でやっていかないといけない」と、ポジションを争う立場の高浜が放ったことを評価していた。