覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の巨人時代に同僚だった元プロ野球選手野村貴仁氏(47)が17日、初公判終了直後、高知市内で取材に応じた。

 赤のジャージー、黒のTシャツ姿の野村氏は初公判のテレビ中継を見たといい、清原被告の更生について「専門家がテレビで『1人にしたらアカン』とか、がちゃがちゃと言っていたけど、(薬物は)バシッとやめるしかない。やめるなら強い意志しかない」と強調した。

 06年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決を受けた野村氏は「やめるならバシッとやめますよ。僕は1人やった。清原さんなら強い意志を持っているはず」と自らの体験を振り返り、エールを送った。

 清原被告が現役時代には使っていなかったと主張したことを報道陣から伝え聞いた野村氏は「えっ」と驚いた表情を見せた。野村氏は98年から01年まで4年間、巨人で清原被告とともにプレーした。清原被告は1学年上の先輩になる。