8番に下げた5試合も17打数3安打と上向かなかったが、驚きの逆昇格の1番でサプライズ起用した不振の鳥谷について阪神金本知憲監督のコメント。

 「自分ではい上がってくるしかない。工夫して練習してはい上がるしかない。でも手助けはいくらでもするし8番も手助けの1つ。ノンプレッシャーで自分の好きなように試してみろとね。でも上がってこないから、真っさらな1番でと。今日はある意味、岩貞とトリと心中。それはトリにも分かってほしい」と話した。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─岩貞が3安打で完封

 金本監督 球場が狭いので、最後の最後まで1点差は怖かったけど素晴らしいピッチング。参りました。ありがとうとか、おめでとうとか。いっぱいありすぎて(言葉)見つからない。

 ─交代は考えなかった

 金本監督 8回で118球かな。球数的にはギリギリだったけどあそこは岩貞と心中。懸けるしかない。

 ─菅野とわたり合った

 金本監督 今年ブレークした選手には見えない。投げっぷりの良さ、落ち着きもある。今日は岩貞の試合ですね。菅野に投げ勝ったことを自信にしてほしい。巨人戦で、ビジターの東京ドームでの完封。彼にとってもすごく大きいんじゃないかな。

 ─苦しい台所を救った

 金本監督 チーム初完封かな。能見はずっといいからあとはメッセと藤浪待ち。4本柱でね。今日の投球を見て、明日の岩崎も何を感じて投げてくれるか。岩崎も必要な投手ですから。

 ─菅野には今季3試合、まだ自責はつけていない

 金本監督 でも立ち上がりに(福留)孝介とゴメスが打って1点取ってくれたんでね。

 ─これで再び勝率5割

 金本監督 試練というか、我慢が続くけど、何とかこれをきっかけにしたい。