ロッテは3連敗を喫した。同一カード3連戦3連敗は今季初めて。

 ミスから敗れた。4-4の9回、西野勇士投手(25)が登板。先頭長谷川を二ゴロに打ち取ったはずが、ナバーロが捕球できなかった。すると、続く松田に投じたスライダーが高く浮き、左越えに決勝2ランを打たれた。

 西野は「高めに抜けるスライダーは危ない。もったいなかった」と悔やんだ。さらに、2死走者なしから牧原のセーフティーバントを処理しようとして転倒。左手を突き、その衝撃が肘に来たため降板した。念のため、30日に精密検査の予定。

 チームは、交流戦までの日程を終え、28勝22敗1分け。貯金6で2位につけている。とはいえ、首位ソフトバンクとのゲーム差は6まで広がった。3連敗に、伊東勤監督(53)は「初戦、2戦目もそうだが、ミスした方が負ける。今日の試合も、その通りになった」と嘆き節。「明日からは交流戦。しばらくは、パ・リーグのことは考えず、1戦1戦、目の前を戦っていくだけ」と締めた。