西武佐藤勇投手(21)が3敗目を喫した。1回に1死から与えた四球後に宮崎に右翼フェンス直撃の二塁打を許し先制点を献上。4回は無死一塁から、2球で追い込んだ筒香を死球で出塁させ、直後のロペスに3ランを浴びた。

 5回の失点も死球絡みと制球が安定せず、「カードの初戦なので勝ちたいと思いマウンドへ上がりました。勝負どころで甘いコースにいってしまった。そこが反省点。(先発の)チャンスはそんなにないと思うので、次回の登板ではしっかり投げていきたい」と唇をかみしめた。

 田辺徳雄監督(50)は「コントロールが定まらない。(筒香への)追い込んでからの死球が一番痛かった。いい勉強になったでしょう」と険しい表情。次回も先発を託す予定だが「(チャンスは)そんなにない」と、奮起を求めた。