リーグ最下位と苦しむ阪神は11日、甲子園球場で一部選手による練習を行い、金本監督が指導した。全体練習以外で姿を見せるのは異例とも言え、12日(長野)と13日(神宮)に5位ヤクルトと当たる前半戦最後のカードへ「相手がどことか、相手が何位とかは関係ない。自分たちの野球ができるようにしないと」と危機感を募らせた。

 若手の中でも特に江越を身ぶり手ぶりで鍛え「もとの技術がないと、いくら集中力を出しても限界がある。ステップアップして意味のある練習をしないと」と説明。江越も「段階を踏んで、素振り、ティー打撃からできるように反復練習していきたい」と意気込んだ。