前WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(36=ワタナベ)が“右ストレート”をビシッと決めた。

 始球式を務め、右打者のオリックス安達の内角をズバッと攻めて空振りを奪った。

 「とにかくホッとしています。防衛戦終わった時並みです」と笑顔。試合前には親交のある日本ハム中田から「失敗したら、やじりますよ」と声をかけられていたが、見事な投球を披露。世界王座の連続防衛回数にちなんで「11」を背負って、勝負強さを発揮。「そういうところは、見せられたかなと思う」と、満足そうだった。