オーナー評価もまたチグハグ…。中日は25日、名古屋市の中日新聞社で定例の取締役会を開いた。9日に谷繁元信監督(45)を電撃的に事実上解任してから初の会合だった。

 白井文吾オーナー(88)は「盗塁の数も増え、今までと違うゲーム展開が増えてきたと説明があった。(森)代理監督は来年に向けた試合をやっている。まだ10日ちょっとだから、いいか悪いか評価はできないが、一生懸命やっているのは評価できる」と新体制の戦いぶりを支持した。

 オーナーによると、小笠原道大2軍監督(42)の昇格を軸に進めている次期監督人事に関しての話し合いは、この日一切なかったという。観客動員も昨年比で増えていることが報告された。ただ総帥の期待もむなしく、この日は9得点したものの拙攻が目立ち、逆に投手陣が崩れた。悲劇の延長11回サヨナラ負け。大ナタの効果はまだ成績には表れていない。今日26日に広島に負ければ早くも5年連続V逸が決まる。