中日は広島に1イニング7点をお返しし、連敗を4で止めた。

 先制された直後の6回だった。1死満塁で3番森野将彦内野手(38)が中前に2点適時打を放ち逆転した。「犠飛を打つことも考えてなかった。安打で一気に逆転することを考えていた」と気合十分の打席を振り返った。

 さらに平田良介外野手(28)の犠飛で3点目。とどめは堂上直倫内野手(27)のプロ初の満塁本塁打だった。打者一巡の猛攻で、前日27日の延長10回に7失点した雪辱を果たした。

 監督代行を務める森繁和ヘッドコーチ(61)は満塁弾を放ったプロ10年目堂上について「ああいうところで打てるようになった。今年はレギュラーを取ったような形でやっている。(満塁弾は)褒めてあげたい。これを続けていってほしい」と話した。