楽天梨田昌孝監督(63)の来季続投が1日、決定的となった。球団は同日、都内で星野副会長らが同席した編成会議を行い、既定路線通り3年契約の2年目を託す方針を確認した。立花球団社長は「現時点では、方針に変更はありません」と話した。近日中に行われる取締役会での承認を経て、17年シーズンの続投が正式決定される見込み。

 同監督は昨季オフ、2年連続最下位からの立て直しを託され3年契約で就任。初年度の今季は5月以降に主力の故障が相次ぎ、一時は最下位にも転落したが、8月は15勝9敗1分けでパ・リーグ1位の成績を残すなど4位まで盛り返した。

 同社長は「若手も使いながら育ててくださっているし、CS進出という目標に向かって戦えるチームになっている」と話す。主力として定着した茂木や足立、ドラフト1位のオコエら若手を育成しながら結果を出した手腕を評価。3位ロッテとは7・5ゲーム差も、最重要課題だった2年連続最下位脱出は濃厚。逆転でのCS進出と来季の飛躍に向け、協力態勢を築く。