ソフトバンク松坂大輔投手(35)が3回で緊急降板した。3日の巨人との2軍交流戦(別府)以来、中6日での先発。当初は5イニング、80球程度の予定だったが、3回58球でマウンドを降りた。最速は143キロだった。

 この日は初回からストライクが入らず、3回まで毎回の7四死球と乱調。失点こそしなかったが、制球に苦しんだ。3回には1死から堤に四球を与えた後、右足を気にし、伸ばして右ふくらはぎを触る場面も。岡部にも四球を出したところで水上2軍監督が球審に交代を告げようとしたが、松坂は手で合図を送って制止し、続投を希望。続くボグセビックにも3者連続となる四球を与えた後、モレルを一塁への併殺打に打ち取ったが、ベースカバーに入った一塁から右足を引きずりながらベンチに戻った。

 降板後、球場から足早にクラブハウスに戻る際にはフーッと大きく息を吐いた松坂。報道陣の問いかけには終始、無言だった。