阪神鶴岡一成捕手(39)が29日、西宮市内の球団事務所で会見を行い、今季限りでの引退を発表した。スーツ姿で会見に臨んだ鶴岡は「ほっとしている部分と、やっぱり野球が大好きだなという気持ちです」と、晴れやかな表情で心境を語った。

 引退の決断については「1度(1軍に)上がって、9月に抹消されてからいろいろと考えた。野球選手ですから、1軍で戦力にならなかったら引き際かな。いい決断だったと思う」と話した。

 鶴岡は95年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。08年途中にトレードで巨人へ移籍した。12年にFA権を行使してDeNAに復帰。14年に阪神からFAでDeNA入りした久保の人的補償で阪神へ移籍した。今季は若手捕手の台頭もあって出場は10試合だった。