阪神金本知憲監督が藤浪の「日本ハム大谷超え」を熱望した。

 「本人は比較されるのが嫌みたいだけど。そういう話を聞く。でも正直、負けている。同い年で『負けるか!』という気持ちを持ってくれていると思うよ。堂々と持っていい。『大谷に負けています。そのうち勝ちます』と言えばいい。内心では闘争心があると思う。悔しい思いは。本音を言っていけばいい」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─今季は藤浪に調整を任せた部分もあった

 金本監督 俺も分からんかったし、正直。どういう練習をさせて何を意識しているのか、まったく見えなかったけど見えてきた部分もあるし、思ったことは言っていこうと思っている。

 ─藤浪に必要な体の強さとは

 金本監督 スクワットの姿勢を取れない。違うことで補っていかないといけないから、どうしても下半身は(筋肉が)付きにくい。どうやって補っていくか。スクワットできない。下半身にとって、一番、基本のトレーニングだからね。

 ─珍しいタイプだ

 金本監督 たまにいるけどね。硬いんだろうね、股関節とか、どこか腰とか。

 ─札幌ドームで大谷の160キロ台連発を見た。触発されるはず

 金本監督 感じていると思うし、感じて欲しいし、取り組んで欲しい。板山だって、高山とあんな差があって「負けたくない」って言うんだから。

 ─今季は不本意だった

 金本監督 最後の2試合を見たら、ちょっとモノが違うわ。もったいない。余計、もったいない。

 ─いまはむちゃできる

 金本監督 ダルビッシュも言うていたやん。「むちゃくちゃ鍛える。むちゃくちゃしたる」って。