右肩手術からの完全復活を目指すソフトバンクの松坂大輔投手(36)が実戦感覚をつかむため、12月にもウインターリーグ(WL)に自主参加する見通しであることが24日、分かった。工藤公康監督が「プエルトリコと聞いている。つかみかけているところもあるのかな。いい状態になるなら賛成してあげたい」と語った。松坂は同日に本拠地ヤフオクドームで始まった秋季練習に参加し、キャッチボールなどをこなし「(練習は)します」とだけ話した。

 松坂は米大リーグから昨季、ソフトバンクに入団したが、昨年8月に右肩を手術。今季は主に2軍で調整を続け、レギュラーシーズン最終戦だった2日の楽天戦で10年ぶりに日本球界の1軍マウンドに上がったが、1回を投げて3安打4四死球で5失点の乱調だった。

 今季33試合の登板に終わった五十嵐亮太投手(37)もドミニカ共和国でのWLに参加する意向で「このままじゃ駄目。厳しい環境に身を置くのも必要」と口にした。