広島中村奨成外野手(27)が打ちまくった。今季初めて「3番左翼」でスタメン出場。7回、1点を奪ってなおも、1死二三塁の場面、阪神が誇る剛腕・木下里都投手(25)と対戦し、3ボールからの4球目、156キロストレートを弾き返し、左前に2点適時打を放った。ベンチの期待に応え、4安打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
「ピッチャーが代わって、キク(菊池)さんが打ってくれて。3ボールになってサインが打てだったので、思い切っていきました。(木下投手は)真っすぐも速いし」
今季初の3番起用に自分でも正直驚いたが、自らの仕事に集中した。「緊張はしましたけど、良い結果が出たので、そこは素直に喜んで」。4安打の固め打ちも今季初。甲子園での4安打は広陵高時代にさかのぼる。「思い出の地でもあるので」と声を弾ませた。
長い2軍生活をへて、やっとの思いで戻ってきた。新井貴浩監督(49)も「自分のスイングができていると思います。そうじゃないと、あのケース、3ボールからスイングが出来ないから。継続していって欲しい」と期待を寄せる。
「4安打なんか、めったにできないことなので、そこは自信にしていけたらいいかなと思います。今日みたいな打席を1打席でも多く作れるように」。残り試合、中村奨はフルスロットルで走り続ける。



