ソフトバンク森福允彦投手(30)がFA権を行使することを決断し、4日にも球団へ申請することが3日、分かった。シーズン終了後から熟考を重ねて来たが、他球団の評価を聞きたいとして決断。球団首脳は「行使するという話は聞いています」と話した。

 今季は左のワンポイントとして存在感を発揮。50試合に登板した。工藤監督も2日に「来季もいてくれることがベスト」と話し、球団も残留交渉を行ってきた。今季は力で押すタイプの飯田も左の中継ぎで活躍したが、終盤の大事な場面で登場してきた森福が流出すれば、V奪回へ向け大きな痛手となる。

 現在、左の中継ぎを求めている巨人が本格的に調査している。宣言すれば争奪戦になる可能性も高い。ソフトバンクは昨年、松田が海外FA宣言後に残留したように宣言後も待つ構えだ。