阪神原口文仁捕手(24)が13日、安芸キャンプの練習試合・韓国LG戦で3安打3打点の大暴れだ。

 1回2死二塁で外角球を中前へ痛烈なライナーの先制打。圧巻は4回だ。1死後、変化球を完璧に捉え、軽々と左翼をオーバーフェンスさせた。さらに5回にも左前適時打。「(3安打とも)全部2ストライクから。キャンプ中からやってきている、追い込まれてから、いい形で打てた。(攻守ともに)アピールしていかないといけない」。この日は一塁での先発だったが、正捕手争いでも強烈にアピール。金本監督も「バッティングは、ちょっと違うわ。対応力が。追い込まれてからもしぶとくね。センター方向へもっと大きいのを打ち始めたら、将来、十分、4番もある」と絶賛した。

 今季は育成から支配下登録に復活して1軍デビュー。107試合に出場し、打率2割9分9厘、11本塁打を放つなど、貴重な経験を重ねた。若手主体のチームで、堂々たる立ち居振る舞いだった。